まず私の感想ですが、以前に比べてリラックスした雰囲気がありました。今年は5月に行ったこともひとつの要因ではないかと思います(今までは2月の寒い時期でした)。去年までは体がすぐに冷えてしまったり、空気も冷たいのでなかなかリラックスすることが難しく、いつもピリピリとした状態でした。しかもステージに出たときの床がとても冷たく感じられるのです。
今年は寒さや乾燥の問題がなく、楽屋も始終ゆったりとした雰囲気が漂い、ほんの少しですが、インドネシアのシリアスながらものんびりとした公演が再現できていたように感じます。
以前にも書きましたが、戦争の踊りはなかなか披露する機会がなかったのです。ひとつの理由としては音楽を作るのが難しいことがあげられます。でもガムラン演奏のランバンサリも最近経験を積んできたので、そろそろチャレンジしたい、ということで実現しました。私たちにとってもとても楽しい体験でした。
「ユド・アスモロ」のような踊りはいわゆる「舞踊劇」のジャンルに含まれるため、踊りに加え演技も大切な要素となります。でもジャワ舞踊では明らかな顔の表情や目の動きを使うことができません。そのような制約の中でストーリーを伝えたり、盛り上げていくことがどれだけできたのかは定かではありませんが、これもこれからの課題となるでしょう。


